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トリマー 給料:トリマーの給料 を増やすには

 

■ ペットトリマーの給料 昇給できる三つのパターン

トリマーとしていい給料をもらうには、つまり給料を増やすには三通りの方法があります。

どこかに勤めてそうなるには今の給料を雇い主に上げてもらうことです。

 二つ目の方法は、日本のトリマーの場合はもっと遅くまで・・・つまり長時間働くこと。

勤めてトリマーの給料を増やすにはこれらの方法がもっとも一般的です。

 でなければ三つ目はもっといい給料を払ってくれる職場を他所に見つけることです。トリマーとしていい給料をもらうにはこの三つのパターン以外にはありません。

 一つ目の雇い主に給料を上げて貰うには、それなりの理由が必要です。今の給料が実際の仕事の売上高に比べてあまりにも低すぎるなら、当然賃上げをお願いしてもいいのではないでしょうか。

 たくさん仕事をしてショップの売り上げがあなたの努力・働きでかなりあれば、いい給料はあなたに払えるわけですし、それをお願いしても何も図々しいことはありません。

 でも、頼りにしているあなたに今辞められたらとても困る、今辞めないでほしいという関係にないと、この交渉は難しい気がします。「今の給料が気に入らなかったら辞めていただいても結構です。新しいトリマーを雇いますから」と言われたらそれでおしまいです。でも、生活が苦しいので給料を25万にできたら上げてほしいのですけどと、勇気を出してやんわりとショップオーナーにお願いしてみたらいかがですか。

そしたら、それだけの給料をあなたに払うにはこれだけの仕事をしてほしいと、たぶん言うと思います。勇気を出してしたお願いをすぐひっこめたくなるほど、かなり厳しい注文をあなたにつけてくるはずです。

でも、お願いすることはなにも悪いことではありません。むしろ待遇の不満を愚痴で解消し尋ねないこと、それを調べてみようとしないことの方がよほど問題です。

 お願いしてみて、昇給についてオーナーがどういう考え方するのか分かっただけでも収穫です。そうなるのには何が必要なのか、望むほどの昇給は今の職場で将来期待できるのかどうか、それが分からなくてはこれからどうするか、この先の作戦・計画が立ちません。どこかに「もっといいところ」がないか求人広告を見て探すだけでは、あったとしても半端な金額ですし、こういうアプローチで待遇の問題がなくなることはありません。

 それから、二つ目の方法。今より長時間働く。今でも長いのに、これ以上長時間労働では困るわね、とあなたは思うかもしれません。それなら、勤務時間を増やすために休み返上で週7日間働くか・・・。

 

■ ペットトリマーの給料昇給への鍵

とにかく、雇う側の理屈は、あなたにたくさん仕事をしてもらうことで、ショップが今まで以上に儲からないとあなたの昇給はないと考えています。まず、ショップにより利益をもたらさないと、そうできることを最初に示さないと、高めの給料を望んでもそれは簡単ではありません。

 私ここで日本のトリマーが給料を上げてもらうには労働時間が云々と書きましたけど、北米のプロ並みの仕事能力と技術がある人達なら話は別です

 この人達は一日の売り上げ高、つまり一日にこなす仕事量が日本の方とは違いますから、遅くまで働かなくても普通に5時ぐらいまでやっても日本の平均的トリマーの1.5倍から2.0倍ぐらいの仕事はできます。ですから、それなりの収入はつくれる可能性はあります。あなたの交渉次第でどうにでもなることです。

 いくら仕事をしても、仕事量に関係なく時給800円などというところで働いているのでは話になりませんけど、売り上げに応じて払ってくれる所なら、悪くない収入になると思います。人によりですけど、普通のトリマーを二人雇う分ぐらいの仕事量をあなた一人でこなせるとしたら、それに見合う給料をもらうこと、請求することはできないことはありません。こういう方はトリマーの給料についてペシミスティックな見方をする必要ありません。

 

■ 単に給料が多ければいい というものでもない

ネットで日本のトリマーの求人広告を見てみました。

待遇に関してはどれも似たりよったりです。しかし中には少し高いところもあります。素敵な建物の写真を三枚も求人広告に掲載する獣医院ですけど、平均よりも月二万ほど多い。でもその代わり勤務時間は朝8:00から夜の8:00までです。私の経験から、十二時間労働なら職場の仕事に持てるほとんどの時間とエネルギーを費やす日々です。

こうなるなら、職場に望めることと望めないこと、どれぐらいの期間を自分の学習と割り切るかなどいろいろ考慮して決める必要あります。

 

結論:残念ながら勤めて甘い話など世間にそうそうあるものではありません。と言うよりは、ある程度頭数をこなせて、ショップに利益を作ってやれる人間にならないと、望むほどの待遇はなかなか期待できるものではありません。

ですから、もっとお金がほしいと願うことや、とにかく頑張るだけでは夢は実現しません。収入を増やす具体的な仕事の目標を持つこと、無理をしないで今まで以上の仕事量をこなせるようになること、そうできる技術も大切になってくるのです。

 

勤めて他より少しいい給料がもらえると単純に喜んでいられません。課せられる仕事量と仕事以外の面がどうなるかも考えて選ばないと、満足なキャリアと生活にできるのは、しばらく先の話になります。

だったらどうするかですけど、それは私が意見を言うべきことではなく、皆さん自分自身のことですから一人一人がよく考えて、今ある選択肢の中で自分で最良と思うものを選ぶ、自分で決めるしかありません。

昇給を願うには何が必要なのか皆さん十分知っていることと思います。

皆さんが望むことは「単にいい給料をもらう」ではなく、「できれば楽に仕事をし、いい給料が欲しい」。そうできる方法が知りたいのではありませんか。少なくとも、あまりきつい思いをせずに生計をたてれるようになりたいと願っているはずです。

苦労の量と給料とはあまり関係ありませんから、しなくていい苦労はできたら避けるべきです。(若者よ、若いうちの苦労は買ってでもしなさいという言葉も日本ではありますけど、)

楽にいい収入を得ようと考えることは基本的には間違っていません。独立自営する人の動機の1/3ぐらいは真面目にそう考えて、そして望む仕事と生活に近づきたいと思って自らビジネスを始める方が多いように思います。

ただ勤めている場合は、上に述べた雇う側の考え方を無視して高めの給料を望んでもそれは容易ではありません。北アメリカの同業の人たちを見てごらんなさい。一般的には一日にできる仕事量を増やすことで、店の売り上げに貢献し、その報酬として自分の収入を増やそうと考えています。

どうしたらもっといい給料をもらえるのか「もらう問い」をする前に、質問を逆にし、どうしたらもっと相手にあげられるか「あげる質問」をしてみてはどうでしょうか。

なぜなら、「原因を作らずして」望むほどの給料を得る「結果なし」ですから。

つまり、「今まで以上にショップに利益をもたらすのに私にどんな貢献ができるのか、お客様をより増やしリピートして来てもらうために私の力で何がしてやれるのか、そのためにトリミングのスキルアップのみならず、どんな新しい能力・技能をこれから身につけたらいいのか」を最初に考えることの方が、雇い主や他の人々にも好かれ、やがては期待する給料にも結びつくように思います。これは独立自営されている方なら日頃考えていることと思います。

■ 裏の事情

ペットショップでも獣医院でも、職場でたくさん経験を積んであなたに一日も早く、一人前のトリマーになってもらい、それなりの収入を得、幸福な人生を歩んでほしいと特に願っているわけではありません。できればしばらくは見習いの立場でいてほしい。その状態で長く働いていてほしいと思っているところが少なくない、そんな気はします。

 いい仕事のできる腕前にできるだけ早くなってもらい、その後末永く優秀なスタッフとしてあなたに働いてほしいとも、ことさら期待しているわけでもありません。理由は同じです。日本の雇う側の心理は複雑です。ある程度の腕になってから、すぐ他所の職場に移られることも警戒しているはずです。最初のうちは、ショップに勤めてもすぐには技術向上できにくい・・積極的にはそうしたがらない環境ですから・・・腕がよくなり、トリマーとしてある程度の給料を得るようになるにはかなり勤めないと・・・つまり年季がいる。日本で勤めている皆さんの話を総合するとそのような印象は受けます。

 何も悲観する必要はありませんけど、頭の隅にちょっとこの考えを置いて、先のことをプランしてほしいのです。

 それとは別に、雇い主やスタッフを悪く思ったり恨んではいけません。職場に勤める間はどんな仕事であれ、待遇であれベストをつくして働く。その上で学ぶものは学ばしてもらう。それが大人の考え方です。とにかく、上の者に信頼されるようにならないと大事な仕事は任されることは難しいです。何事も真剣に取り組まないで他人に信頼されるようになることはありませんし、いい結果になることもありません。

 上記とは違う、理解のある素敵な職場が実際はもしかしたらけっこうあるのかもしれません。そういうところが運よく見つかるかもしれません。でも、最初から「良心的な職場」を探し求めたり、過大な期待を持って勤めるとうまくいきません。

 

 ■ この仕事に希望が持てたら、ますます意欲が湧いてくる

若い独り身のうちはどんな待遇であれ、やや長めの労働時間でも、少し不満には感じても元気・スタミナがありますから、なんとかやってゆけると思います。でも、40代50代になっても時給何百円で長い労働時間では、もう若くない身にはこたえます。歳をとるに従って、家族もいるしお金もプライベートな時間も若い時以上に必要になるのです。

それまでにはトリミング専門で余裕を持って働いて、仕事を今まで以上にこなせることで時給4、5000円、普通に働いて日当三万ぐらいはできれば作れるようになってほしいです。実際はまだそうなってなくても、いつかそうできる希望を持てるだけでもこの仕事が楽しくなります。

 若い方は、まだ先は長いなどと思っているかもしれませんけど、近い将来結婚することも考える必要があります。家族・家庭を持つようにもなります。家族がいたら自分の家を持つこともいずれは考えないといけなくなるかもです。時間的にも経済的にも周りからのプレッシャーが歳と共に大きくなるのです。その上に働く条件が歳と共に厳しくなる中で仕事してゆかなければならないのです。十年先、二十年先の生活の変化を見越してこのキャリアについて考えることも大切ではないでしょうか。

 長い間勤めているのに、思い通りに物事が進まないもどかしさを感じている方もいると思います。それでも言いたいことは、働く立場で、変えようと思って変えられるのは外の条件や環境ではありません。あなた自身だけなのです。

まず、プロとして仕事できるレベルになることにのんびり構えていないで、一日も早くそうなることを急ぎなさい。見習いは早く卒業する、できればそれは避ける。具体的な助言はここではできませんが、独立できる夢を失わず上のようなバリアをうまく乗り越えてほしいです。

そうしているうちに、チャンスは必ずやってきます。少し楽天的ですけど、そう考えていいのではないでしょうか。以上 トリマー 給料 の話


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